今市市文化会館クーリングタワー改修工事状況

平屋建ての民家を一部解体し、デイサービスセンターに改修しました。

玄関出入口段差、各部屋間の段差、設備機器の変更など、
お年寄りの生活に合わせ、出来る限りの改修工事をしました。

新築よりも改修のほうが難しい点は、
既存建物の状況においての制限があり、
全てを満足させることが困難なこと、
解体が始まってから、
外観からは見えない部分の問題点の発生などがあり、
その都度対処する必要が出てきます。
そのための予算取りを考慮する必要があります。
これからの介護サービスの提供において、
「小規模多機能」 の施設が増えてくるのではないかと思っています。

今の介護保険制度では、施設の運営は財政的にも厳しく、
人材の確保と定着は、慢性的な問題となっています。

そんな状況の中では、
施設への大きな投資は難しいのではないかと思うのです。

市や町で運営してきた施設も、民間に委託するような、
そんな流れになってきています。

大きな建物を造って、多くのご利用者にいっぺんに来てもらうというより、
小規模な建物に少人数のご利用者に来てもらい、
家族的な雰囲気の中で、自分の家にいるような雰囲気の中で、
皆さんと共同で、 「生活」 を意識していただきながら暮らしていく、
そんな施設が増えていくのではないかと考えています。

デイサービスだけでなく、グループホームなどにおいても、
使わなくなった建物をリフォームして、
お年寄りが集える場になるように生まれ変わらせることが、
今後増えていくように思います。

寒々しい雰囲気の建物より、気持ちが和むような、
お年寄りに安心感を持ってもらえるような施設が、
少しずつ増えれば良いと思っています。

日光市の広報10月号 (p24 最下段) において、
小来川デイサービスセンター指定管理者候補者として、
日光市社会福祉協議会が選定されたとありました。

これからお年寄りが集える場所として、できるだけ多くの方に知っていただき、
デイサービスセンターがずっとずっと継続されたらいいなと思っております。

今回のお仕事を通し、
ヘルパーとして現場で体験したことは無駄ではなかったと、
強く感じています。

あの時のあんな場面、この方のこんな生活ぶりなど、
お年寄りの生活を間近で見せていただき、いろんなことを教えていただきました。

そして先輩ヘルパーさんからのご指導も、とても貴重なものでした。
自分だけの見方でなく、さまざまな方のさまざまな角度からの観察を学ぶことは、
多くの方が利用する施設を設計するにあって、とても貴重なことだと思います。
それらは全て財産となっております。

日光市厚生福祉課ご担当者の皆様、工事に携わった業者の皆様のお蔭で、
大きな意味のあるお仕事を、終えることが出来ました。
ありがとうございました。

より良いお年寄りの場を提供できるよう、今後も福祉について勉強を積んで参ります。
ご縁がありました折には、またよろしくお願い申し上げます。

多くの皆様に感謝。 (中村嫁 記)
2008年10月31日(金) 下野新聞に掲載  
 

  下野新聞に

  前日の竣工 ・ 開所式の様子が

  掲載されました。


  
  
2008年10月30日(木) 大安  
竣工 ・ 開所式

お天気にも恵まれたこの日、40名の来賓者をお迎えした、
竣工 ・ 開所式 が行われました。

11/5(水) 大安 から稼動するそうです。

当面は 月 ・ 水 ・ 金 の週3日稼動ですが、
いずれは週5日間活動できるようにするのだそうです。

こちらのデイサービスセンターは、
社会福祉協議会で運営することになりましたが、
日光市社会福祉協議会の会長さんも兼任されている市長さん。

地域の方のためになる活動するのが社協の役割だと、そう仰っていました。

ご利用者が安心できるという意味でも、社会福祉協議会の役割は大きいと思っています。

今後このセンターが地域の皆さんに親しまれること、
そして、職員の皆様のご活躍と施設の繁栄をお祈り致します。

無事に竣工式を迎えられましたことに、改めて市役所の関係者の方々、
工事会社の皆様に感謝致します。 ありがとうございました。
  日光市

  小来川デイサービスセンターは、

  11/5 (水) 大安 から

  活動開始になります。
  皆さんが集まる食堂兼機能訓練室

  です。

  こちらはテレビを観たり、

  お食事をしていただくところです。

  室内も明るく、良い雰囲気です。
  北側の掃きだしからの眺めも

  良いです。

  のんびりとしていただけそうな、

  そんな雰囲気になりました。
  男子小便器

  
  1坪ある、介助者が入れるトイレ。

  窓は曇りガラスに取替えました。

  カーテンも取り付けました。

  跳ね上げ式手すりを下ろした

  ところです。

  使用しない時には、

  たたんでおけます。

  調理室に食器棚、

  炊飯器やレンジなども搬入になり、

  いつご利用者が見えても大丈夫。

  準備が整っている様子でした。
  台所風景
  浴室脇のトイレ

  こちらで入浴前の排泄が

  可能です。

  動線的には、介助者の方にも、

  使い勝手が良いのではないかと

  思います。
  静養室には、

  ベッドが搬入になっていました。
  浴室です。

  福祉用具も整えられていました。
  浴室となりのトイレを浴室側から

  見た風景。

  
  洗濯機が置いてあります。
  静養室です。

  体調に合わせて、

  横になっていただけるように、

  準備が整えられていました。
  事務室


  机、コピー機なども搬入になり、

  仕事には支障がない様子でした。
  食堂兼機能訓練室から

  玄関を見た風景
  食堂兼機能訓練室から浴室へ、

  食堂兼機能訓練室から台所へ
  食堂兼機能訓練室風景
  食堂兼機能訓練室から、

  配膳コーナー(左)と、

  台所を見た風景。
  休憩室天井のシーリングファン
  ご利用者の方が見えました。
  のんびりとしていただけたら、

  本当に嬉しいです。
市長さんからのご挨拶

「市民が主役」 であることが、

市長さんのお考えです。

「高齢者に対し、安心したサービスの

充実と、介護者の負担を軽減する

ためでもあるサービス提供」 という

お話でした。
  市長さんと関係者の方々

  テープカット風景

  
  40名程の来賓者が、

  乾杯しました。
  小来川センターでお仕事をされる、

  職員の皆さん。
  送迎車両

  助手席は電動で、乗り降りが楽に

  なっています。
  後ろには車椅子が入ります。
  翔設計 中村所長です。
  送迎車の乗り心地はいかが?

  後ろの方は市長さんです。
  開所式が終了後、

  来賓の方が見学されました。
  トイレスペースの見学風景
  食堂兼機能訓練室で

  皆さんが意見交換
  浴室となりのトイレについて、

  デイのセンター長さんが説明

  して下さっていました。

新築ではないので、全てが使い勝手良く・・・と、いうわけにはいかないかもしれません。
そういう事が少なくなるよう、建築に携わる側としては、
出来る限りのことをしたつもりでおります。

介護職の方は、環境に順応されるのも早くて上手です。
その点は現場に合わせて、上手く対応をしていただけるのではないかと思っております。

今回のお仕事を通して、何ヶ所かデイサービスセンターを見学をさせて頂きました。
さまざまな現場でお年寄りと関わり、
一生懸命お仕事をされる職員さんがいっぱいいて、
それぞれの環境の中で頑張っていらっしゃいました。

今後は介護職の方にも、お年寄りの方にも、より良い環境づくりが出来るよう、
もっともっと勉強していきたいと思っております。
2008年10月22日(水)
完成写真 -2
  玄関 カーポート支柱


  雪が1m積もっても壊れない

  カーポートを選択しています。

  
  玄関
  カーポート

  
  物干しが付いています。

  
  東側外観風景
  南側外観風景
  北側外観風景
2008年10月15日(水)
完成写真 - 1
  北側外観 (玄関へのアプローチ)


  新たに設けたスロープにより、
  送迎車が玄関まで乗り入れ可能と
  なりました。


  カーポートも設置したので、
  お年寄りの送り迎えに際し、
  雨や雪があたらずに済みます。


  高さが二段になっている手すりの
  設置をしました。


  見えにくいですが、
  カーポートの柱には、
  洗濯物を干せるように、
  物干しが付いています。

 
  
  南側外観
  玄関

  
  3枚戸にしました。
  車椅子でも十分に出入可能です。
  玄関引戸を開けて左手を見た風景


  手すりの設置をしました。

  奥に見えるのは、
  屋内につながる3枚戸です。
  玄関を内部から見た風景
  
   (内部側から見て右手)

  
  右手奥に見えるのは、
  既存の下足箱の再利用です。
  玄関を内部から見た風景

   (内部側から見て左手)

  
  腰掛を設置しました。
  慌てずに腰を下ろして、
  靴の交換をしていただけます。
  内部 (中庭部分を見上げた風景)

  
  大黒柱と斜材との骨組み部分です。
  
  シーリングファンを付けました。

  以前中庭があったところに
  屋根をつけて、屋内を広げました。
  
  そこはお年寄りがくつろぐ空間に
  なります。
  

 

  
  テレビが搬入となっていました。
  
  皆さんが集まって観るのにも、
  不自由がない位、
  画面が大きいテレビです。
  お休み時間にもゆったりとして
  いただけそうですね。

  骨組み部分に照明を設置しました。
  室内は明るい雰囲気になりました。

  奥の丸柱に近い2ヶ所の引戸は、
  既存の物の再利用です。
  左手引戸を開けると台所へ。
  右手引戸を開けると浴室へ。

  

  消火器が見えるところは、
  食事が出されるカウンターです。

   の写真左手に見えるドアは、
  職員さんの控え室です・
  このドアも再利用です。
  
  ご利用者さんの様子が見えるよう、
  一部ガラス入りのものを、
  取り付けています。
  大容量の収納スペース

  
  両開き ・ 折戸とも再利用です。
  収納スペースを背にした風景


  左手は和室です。


  既存のまま使用します。  
  
  浴室

  1坪から1.25坪へと、
  スペースを広げました。 
  
  出入口は3枚戸にし、
  有効幅を広く確保しています。
  
  出入りにはL型手すり、
  出入り口から浴槽へは、
  横手すりを設置しました。
 
  


  浴槽は和式です。
  出入りには楽なはずです。
  洋式の物は、
  背中が後へ、足は伸びてしまい、
  腹筋が弱いお年寄りには、
  ちょっときつい体勢だと思いますし、
  肩までつかりたいという方も、
  多いようです。  

  床面タイルは50mm角。
  目地が多ければ滑りを防げます。
  水場に大きなタイルを使用すると、
  足元が不安定になり、
  転倒につながり易いと考えています。

  壁タイルの色は既存のまま。
  床面は別の色にして、
  より立体的に見えるように、
  お年寄りの目で見ても
  わかり易いと思います。
  
  壁が白なので、
  床面はやわらかい色使い、
  温かみのある色使いにしました。

  浴槽左手は、
  職員さんの介助スペースです。

  デイサービスでは、
  お風呂が楽しみのひとつですので、
  ゆったりとくつろいでいただけたら
  嬉しいです。
  
  浴槽にも手すりが付いています。

  エプロン部分にある広がりは、
  こちらに腰掛が可能なように
  工夫された物を、選択しました。
   

  浴室となりのトイレ

  壁で仕切らず、
  カーテンで間仕切りします。
  
  入浴前後の排泄には、
  こちらのトイレが有効です。
 
  おむつを外した時の急な排泄には、
  近くのトイレをうまく機能させて、
  介助者の負担を軽減することも
  必要かと思います。

  排泄中にもプライバシーを
  保てるよう、そっとカーテンを広げ、
  お年寄りに不快感がないよう、
  工夫しました。
 
   この便器は
  通常の使い方も可能ですし、
  便座を上げて、
  尿や便などが付着した下着などを、
  洗えるようにセットできる物です。
  写真はそのようにセットした状態。

  汚れた物を、
  そのまま床に置き去りでは、
  衛生的にも良くないと思います。

  右手にある収納棚は、
  既存の物の再利用です。 
  トイレスペース


  男子小便器は、
  立位で排尿する方のために、
  便器とは別に設けました。

  排泄の自立は、
  大きな意味を持っていますので、
  排泄に関する予算は、
  なるべく削らずに取って欲しいです。

  


   の写真は、
  既存の便器を移設した様子です。

  同じ緑色の洗面器も、
  再利用しています。

  

  一番下の写真は、
  車椅子も介助者も入れる、
  広々としたトイレです。

  元は洋室(寝室)として使用し、
  出窓があります。

  給水、排水の配管の都合もあり、
  こちらをトイレにしました。

  給排水の工事費も、
  予算アップにつながってきます。

  こちらには、
  勿論カーテンを取り付けますので、
  外部からは見えなくなります。
  ちょっとした飾り物が置ける、
  スペースもあります。

  前方と左手には、跳ね上げ式の
  手すりを設置しました。
  洗面スペース

  こちらで歯磨きや手洗いをします。

  緑色の洗面器は、移設した便器と
  セットで再利用です。

  右手は新たに購入した洗面器
  ですが、鏡は両側とも再利用です。
  右手鏡を開くと、物入れになって
  います。
  台所へとつながる引戸(丸柱左手)
           と、
  浴室へとつながる引戸(丸柱右手)

  どちらも再利用です。
    
  お食事をお出しするカウンター

  衛生的な問題から、
  引戸を開け閉めして、
  お食事の提供をします。
  台所側からみた、
  カウンター部の引戸

  こちらでお食事を作ります。
  新しいキッチンを設置しました。
 
  衛生上、
  手洗い器を設置しています。

  冷蔵庫が搬入になりました。  
  調理室の洗い場

  台所奥には洗い場があります。

  
2008年10月3日(金)
スロープコンクリート打設 他
  外観

  上部屋根の、ブルーシート部分に、

  窓が設置されました。

  外部から差し込む自然光によって、

  内部も明るくなりました。

  
  
  スロープ配筋検査風景

  お天気に恵まれたこの日、
  玄関までの送迎に必要な、
  スロープのコンクリート打設が
  実施されました。

  カーポートが設置されるので、
  お年寄りが雨に当たらず、
  玄関からの出入りは便利です。
 
  スロープから玄関、そして風除室
  まで段差なしで出入りできます。
 
  

  スロープのコンクリート打設に

  先立って、 

  スランプ試験が行われました。

  工事に応じたコンクリート軟度を

  測定する試験です。

  

  
  屋内(中庭があった部分)から、

  天井を見上げた風景。

  外観から見える、

  上部屋根妻側の窓を、

  内部から見たところ。
  床仕上げ風景
2008年9月22日(月)
内部造作
  外観
  中庭の屋根部には、

  窓が入ります。
  洋間が1坪の身障者トイレに

  変わります。
  玄関の3枚戸が入りました。
  中庭上部屋根に取り付く、

  ガラスルーバーサッシです。
2008年9月16日(火)
内部造作
  中庭に屋根が付きました。
  屋内から屋根を見上げた風景。

  
  間仕切り変更による壁を

  造っています。
  浴室の配管終了。
2008年9月9日(火)
建て方
  2間半×2間半の中庭部分を、

  吹き抜けの内部に増築しています。

  部屋の真ん中に、大黒柱9寸角を

  据え付けた風景です。

  床も張りました。
  屋根はまだこれからです。

  大黒柱と梁までは完了です。

  中庭に面していたので、

  壁にグラスウール(断熱材)が、

  見えます(光っている部分)。
  中庭の上に、仮設ビニールシートを

  かぶせてあります。

  これから屋根工事に入ります。
  中庭の床下は、


  しっかりと床組が出来ています。
2008年9月5日(金)
解体工事
  クロゼット、物入れを、

  反対側からの開口となるよう、

  付け直しています。
  中庭部分の解体


  外壁を外して、

  屋根を付ける作業を行っています。


  玄関を内部から見た風景

  
  ドアを取り払い、

  開口を大きくしています。
  
  3枚戸を入れて、

  開口を大きくする予定です。


  
  間仕切り変更  
2008年8月26日(火)
解体工事
  浴室の解体作業


  床と風呂桶を全て撤去しました。
  
  1坪の浴室を1.25坪に改修し、
  
  介助スペースを確保します。
  洋間の壁のボードを撤去し、

  新たに間仕切りを作ります。
  木材の材料検査風景


  長さ、太さ、数、

  含水率を確認します。
2008年5月21日(水)
解体前状況
解体前写真

  西側から見た外観



  南側から見た外観
  
  建物内部から見た玄関


  お年寄りが送迎車への乗り降りに
  無理が無いよう、
  スロープと車寄せカーポートが
  設置されます。

  雪が多い地域でもあるので、
  車からの出入りに安全なよう、
  改修します。
  
  玄関既存下足箱

  
  これらはまだ使用可能なので、
  そのまま別の場所に移して、
  再利用します。
  中庭のある正方形の建物


  中庭は建物内部への採光に
  とても良い役割をしますが、
  手入れをしないと草も生え、
  使い方にも工夫が必要です。


  今回はこの中庭を無くし、
  お部屋を増やして、
  「機能回復訓練室 兼 食堂」 
  として活用します。


  上の写真 : 中庭下部

  下の写真 : 中庭上部の屋根部分


  中庭に変わる採光は、
  既存屋根に、
  もうひとつ屋根を二重に重ね、
  そこにトップライト(天窓)を
  設置します。
  状態の良い物はそのままにして、
  再利用します。

  カーテン、照明器具なども、
  そのまま使える物が多くあります。
 
  民家の雰囲気の中で、
  お年寄りに楽しく過ごして
  頂きたいと思います。
  便器は新しくなります。

  兼用の便器と、
  男性専用の小便器を設けます。

  男性も座位でなく、
  立って済ませたいという方も
  いらっしゃいます。

  洗面器は移設され、
  再利用します。

  


  設備機器は予算を圧迫します。
  使える物は再利用です。